自分サイズの小さな起業だからこそ人の部分を見せることができます。
『技術』や『知恵』『サービス』に自分の付加価値を付けてみませんか。
・人はどのような人が提供するのかを知りたい
・どのような人が提供するかで価値も変わるし、訴求ポイントも変わる
・小さな起業を考える時のヒントは自分の中にある
お客様の立場になれば、何が知りたいかが分かるかもしれません。
客観的に自分サイズの起業を想像してみてください。
『自分サイズ起業に資格は要らない』ということを前に紹介しました。
他の人にとって役に立つ技術や知恵、それに興味を持つ人は要るというお話です。
でも『技術』や『知恵』教えます!と言われて興味は持たれても、肝心な部分が抜けています。
大切なのはそれを誰が教えてくれるのか、の『誰』の部分。
どんな経験があり、どのような経緯でそれを習得し、編み出してきたかのか…
『どのような人』の部分が分からないと、なかなか人から評価してもらえないでしょう。
それが『商品』だったとしても、同じです。
作り手のどのような想いが詰まっているのか…
どのような経緯でそれを提供するに至ったのか…
やはり『どのような人』の部分が見せ方によっては付加価値となります。
小さな起業を考える時に必要なのは、自分が何をしてきたどのような人なのかです。
それが明確に説明できて始めて、人に価値を分かってもらえるのではないでしょうか。
そしてそれが明確であるほど『誰のどんなお役に立てるのか』も明確になります。
訴求すべきポイントも分かります。
お客様を特定して発信できると、お客様に振り向いてもらえます。
先に『自分サイズ起業には資格は要らない』の話の中で、洗車の知恵を教えますという例を出しました。
どんな女性にでも出来るということを売りにするなら、普通の主婦が教える洗車の知恵でもいいと思います。
でももし私が『ドライバー歴〇〇年、車屋に勤務し、あらゆる車を運転した経験がある主婦』と言ったなら、また違った評価を頂けるでしょう。
打ち出し方も『車の査定に大きく響く、日頃のメンテナンスの仕方教えます』など…訴求内容も変わります。
もし『走った距離は50万キロ』というならまた評価も異なるでしょう。
『乗り続けられるために最低限必要なメンテナンスも合わせて教えます』など…
もし『車旅歴20年』というなら…『アラフォー女性の全国車旅の知恵も教えます』など…
どんな人という事が明確に分かれば、強みも分かるし、差別化もできるということです。
アラフォー・アラフィフなら経験という宝があります。
強みがいくつか必ずあります。
それを誰かのために提供することができます。
自分も誰かのお役に立てる、そしてその誰かはハッピーになれる。
自分サイズのお試し起業はそんなところから始めてはいかがでしょうか。
自分で自分の強みが分からなければ身近な人に訊いてみるといいでしょう。
あまり知らない人に人生経験を話してみるのもいいでしょう。(勿論私でもいいですよ)
自分は普通だと思っていることが意外と普通ではないかもしれません。
自分について『どのような人』という部分は深く掘り下げていくとお宝が、起業のヒントがたくさんあります。 自分の中の『宝物』を一度掘り返してみませんか。